GIRL’S COLUMN

No.1AV女優の書く、業界の光と闇……紗倉まな小説デビュー作「最低。」の魅力とは

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先日ご紹介した、紗倉まなちゃんの初小説「最低。」
私・スタッフ田口も読了いたしました。

もうとにかく引き込まれてしまって、あっという間に読めた印象です。
「本業がAV女優さんだから小説としてはどうなんだろう…?」と心配されている方もいるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
まなちゃん自身、最後の最後まで、編集部にカンヅメしてまでこだわって作り上げた作品ですので、小説としてとってもおもしろいんです。


この小説は、4人の女性が主人公になっています。

一人目は、彩乃。
ふとしたきっかけで人気AV女優になった女の子の話。地元である北海道から出てきて、東京でAV女優として新しい人生を歩んでいたはずの彼女ですが、実は家族に対して大きなコンプレックスを抱えているのです。そんなある日、離れて暮らす家族に、AV出演のことが知られてしまいます。

二人目は、桃子。
AVプロダクションを立ち上げようとした男が、所属モデルでもあり恋人である桃子と、徐々に幸せを掴んでいきます。そんなある日、ふとしたことで二人の気持ちがスレ違い…。

三人目は、美穂。
つまらない主婦生活、夫とのセックスレスに、刺激が欲しくなった美穂は、夫のAVをきっかけにプロダクションに応募し、AV出演をしてしまいます。その後、夫との生活は…。

四人目は、あやこ。
祖母と母親と三人で暮らすあやこ。父親もおらず、母親は今でもろくに働かずに男と会ってばかり、祖母は母親を通してしかあやこのことを愛してくれない。思春期を経て、あやこは母が元AV女優であることを知ります。そしてそれとともに、本当の父親のことも…。


そんな、AVの近くで生きている、四人の年齢も境遇も違う女性。

まなちゃんはインタビューで、前回のエッセイ本では「紗倉まな」が見たAV業界の世界を明るく描いてくれていましたが、今回の小説では四人のキャラクターを通して、暗い部分も描いてみたかった、と答えていました。

でも、業界を知っているからこそ、決して暗くなりすぎず、それでいて簡単には出口の見つからない根深い闇が描かれていました。


私が最も好きなのは、4章の「あやこ」。

これから先、彼女と同じような境遇に悩む女の子は少なくないと思います。
同じ境遇ではなくても、家族のこと、理想と現実とのギャップなど、生きている上で見たくない現実というのはそこかしこにあります。
あやこも、決して希望に満ちた終わり方をする物語ではありません。
でも、きっとあやこなら、これから先、間違った選択をせず、自分なりの人生を生きてくれるのではないでしょうか。
1~4章まで通して読んで、最後このあやこの視点で世界を見直したとき、確かに今は「最低。」かもしれないけど、この先には少しだけ「最低。」ではないんじゃないだろうか。

私はそんなふうに感じました。


皆さんもぜひ、読んでみてください!

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掲示板

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  • 21日イケメン祭り(3)
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