GIRL’S COLUMN

【連載】橘めいの『いつだってファイティングポーズ』 第57回 だからファイティングポーズ



最後なのに、最後なので、何を書いたらいいかわからない。

普段あたしはあまり、自分の書いたものを読み返したりしない。
(その時は本気で思ってることを書いてるんだけど、あとから読み返すと「は?何言ってんの、こいつ!」ってなったりして恥ずかしいし・・・。)

だけど、せっかくなのでこの機会に、ちらっと薄目で、何書いてたっけな~と見てみた。

いやはやこの1年でまさかこんなに色々なことが変化しているとは思ってなかった。
(1年前の今頃、そうだ!あたしホストクラブに行ってたな~!笑)

あたしの日常や考え方が変わったわけではないのに、こんなにも違ったように感じるなんて、
やっぱり1年という時間はすごく大きいものであった。

少しだけ自分の書いたものに目を通してみて気付いたことは、
あたしはいつも、「楽しいかどうか」「しんどくないかどうか」ということにコミットして生きてるな、ということだった。

正しいか、正しくないか、そんなことはどうでもいい。
そんなことは誰が決める?
神様じゃあるまいし。


【白黒つけるより自分の気持ちに寄り添うほうがいい】

あたしのやってきたことを全部つまびらかにしたら、たぶん正しいか正しくないか決めたがる人たち、
要するに芸能人のゴシップとか何かあるとすぐさま糾弾するような人たちに火あぶりにされるかもしれない。

だけど正義ってどの立場に立つかで変わるじゃん。
自分が悪と決めつけたものに自分がなることだってあるかもしれない。
なのにどうしてそんなに簡単に白と黒とを分けたがるんだろう。

だったら自分の気持ちとか、心に寄り添う方がいい。
自分はどう「感じる」か、気分がいいか、悪いか、うれしいか、悲しいか、楽しいか、苦しいか、
社会的に「こうでなきゃいけない」と言われていることを一回取っ払ってみて、
自分の心がどういう状態になっているのか、向き合ってみるのだ。


【自分の心で考えられない大人たち】

あたしが手の届く範囲で感じられるところに生きている人たちは、
(つまりTOKYOという街に暮らす20代以降の大人たち)
自分の心に寄り添うということが非常に苦手な気がする。
もしくはそうすることを忘れてしまっていたり、いつの間にか放棄してしまったりしているように思う。
そして自分がそれを放棄してしまっていることにすら気付いていない。

なぜなら、誰も言ってくれないから。
「あなたはどう思うの?」って。

悲しいことに日本の教育は「自分の頭で、自分の心で考えなさい」というやり方をしない。

息子が小学校に上がる前の説明会で、入学前に準備する持ち物の説明をされたのだが、
あたしはその時一気に自分の子ども時代に引き戻され、
「そうだ、学校ってこういうところだった・・・」とげんなりした。

鉛筆は2Bで5本、下敷きは透明の無地、筆箱は装飾がないもの、持ち物の名前を書く場所はここ・・・
何から何まで決められている。
正直、どうでもいいと思った。
下敷きがどうして透明無地じゃなきゃいけないのか、それは誰も説明してくれない。

けど、答えはわかっている。
その方が統制しやすいからだ。
「みんなこうしてるんだよ」「こういう決まりなんだよ」と言われれば、そうするしかない。
大げさかもしれないけど、それができない子は、はみ出してしまうし「悪」になってしまう。

それが、大人の社会になってもずっと続く。

人を叩いたらいけないとか、人が傷つくようなことを言ってはいけないとか、それは決まりではない。
相手が痛い思いをして嫌だし悲しいからだよって、言えば子どもは十分理解できる、
でもわかっててもやってしまうことがある。それは大人だってそう。
だけどもしかしたらその子にはそうしてしまった理由があるのかもしれないし、
「悪」と決めつける前にまず話を聞いてあげるべきだと思う。


【あたしは考えることを放棄しない】

誰かを傷つけないようにするため以外の決まりごとって、本当に必要なものはどれくらいあるだろう。
あたしたちが十分譲り合ったり知恵を働かせたりすればうまくいくこともたくさんあると思う。

「こうしなさい、ああしなさい」と言われてそれに従うのは、
何も考えなくていいからある意味楽かもしれない。

あたしは子どもの頃から非常に、この世界が生きにくかった。

大人になるにつれて少しづつこの世界のルールに合わせて生きられるようにはなってきたけど、
それでもまだ「なんで?どうしてそうしなきゃいけないことになってるの?」って思うことがたくさんある。

それがあたしにとっての戦いで、そして、同じ気持ちでいる人がいるなら一緒に戦いたい。
 
「本当はあたしも変だと思ってた」っていう人がいたら、味方になってあげたい。
世間の目や、決まり事に縛られてしんどかったり苦しくなってたりする人がいたら、
「あなたはどう思うの?」ってことを今からでも言ってあげたい。

そしてこれから大人になる子どもたちには、あたしみたいな変な大人もいっぱいいるよ、大丈夫って言ってあげたい。

ありがたいことにあたしの周りには本当にたくさんの変な大人がいるのだ。

だからこれからもあたしは、愛を込めてファイティングポーズを取り続ける。


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◆ライタープロフィール
橘めい
『Ladies Motivation Project』代表
(通称LMP=すべての女たちがそれぞれ自分自身の美しさを肯定し、ありのままの自分を謳歌し、生き生きと力強く楽しんで生きることを応援するプロジェクト。)
モチベーター/ライター/イベントプランナー
男と女、恋やセックス、女の自意識と加齢などについて日々考え続けている33歳。
酒と映画と男をこよなく愛しています。パワースポットは歌舞伎町(二丁目含む)。
一応、一児(6歳男子)の母。
BLOG /『ハレンチには程遠い』
twitter /@TachibanaMay     

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