【独り寝のお作法】

14.私が出会った身勝手チ○コ。「恥骨くん」の驚くべきベッドテクを公開!


バイブと本物、どっちがいい? と訊かれたときの私の回答が、「身勝手なだけのチ○コなら、バイブのほうが断然イイ!」であることは、以前に紹介したとおりですが、今回は私史上最高の身勝手チ○コについてお話させてください。その名も「恥骨クン」です。友人の紹介で彼と出会い、デートを重ねたのは、もう数年前のことになります。

 話がツマンナイ男性で、繰り出される俺トークにすでに辟易ぎみでしたが、私は恋人がほしくて焦っていたので、とりあえずお試しで寝てみることにしました。ハイ、私はお付き合いをする前に試運転を重ねる派です! この考えには賛否両論あるでしょうが、彼にかぎって言えばしておいてよかった……。そう思ったのには、3つの理由あります。

名前の由来になった驚愕愛撫

 さっそく名前の由来です。この人のセックスってどんなだろう? 期待半分、不安半分。お付き合いするなら、相性がいいに越したことはありません。シャワーを浴びて、キスをして、タオルをはがして……。前戯がウマいかヘタかでいうと、まぁウマくはありませんでしたが、初Hということで緊張しているのはお互いさま。今後、交際していくなら、そこからすり合わせていけばいいだけです。そうこうしているうちに、彼の手が私の下半身に伸びていき……。

 なぜか、恥骨を触るんです。

 最初はマッサージの1種かと思いました。中指の腹でギュウギュウ押される私の恥骨。何をしているんだろう、この人? しばらく様子を伺うことにしましたが、彼はなおも恥骨を押しています。ときに指の動きに変化をつけながら……。私はそこでようやく気づきました。小さい円をクルクル描くようなその動き。もしかして、クリトリスを刺激しているつもり!?

 私はバイブONN好きですが、もともとはクリ派。というより、クリで感じない女性は少数派ですよね。だから私のなかで、クリへの刺激というのは前戯のうちでもクライマックス! ここで気持ちよくなれれば、挿入以降もそんなに事故はないと思っています。

 な・の・に、触り方がヘタどころか、クリトリスの位置をわかってない……? ごそごそと自分の骨の上でうごめく指にものすごい違和感を感じつつ、私は目の前が真っ暗になっていきました。どう言えば間違っていることを伝えられるか、頭をフル回転させて考えてもいました。そんな私の耳元に、彼の顔が近づいてきました。そしてささやいたひと言は、

「君って、濡れにくいんだね」

 年上の彼が今まで何人の女性と経験をしてきたかはわかりませんが、彼はずっと恥骨ばかりを触り続けてきたのでしょう。そしてその自信満々な態度に、真実を告げられる女性もいなかったのでしょう。じゃ、私も言わなくていーや。そう思いました。本当のことを言うのって、けっこうなエネルギー使いますもの。このひと言で、その気がすっかり失せてしまったのです。

誰のための愛撫?

 ウンともスンとも言わず、ただ寝転がっているだけの私のことを「感度のニブい女」と思っているのかどうかはわかりませんが、彼自身は喜々として前戯を続け、おもむろにクンニリングスを始めようとしました。「ちょ、ま、待って!」と、私、マグロ状態からいきなり起き上がってのダメ出し。私は舐められるの苦手なんです。理由は、羞恥しか感じないから。それが興奮と紙一重の恥ずかしさならいいのですが、ただ不快に恥ずかしいのです。ここでもその旨をちゃんと説明したうえ、丁重にお断りしました。そこで返ってきた答えが、

「なんで? 俺、興奮するんだけど」

 えーっと、あなたの興奮をあおるために、私は大股を開き、股間に不快な刺激を受け続けなければならないと……? これはもう、議論の対象にもならない。私はそう判断しました。さっさと終わらせて、家帰って、シャワー浴びなおして、寝て、そんで忘れよ! と思いながら残りの時間をやり過ごしました。せめてもの救いは、彼が早かったことです

ホテルに誘うのはどっち?

 と思ったのに、その後も会ってしまいました、恥骨くん。われながら、ほんと焦ってたんですねぇ。当時の自分をひっぱたいて、目を覚まさせてやりたいです。ちなみに2回目も彼は恥骨をせっせと触り、イヌのようにぺろぺろと舐めていました。

 そして3回目。とあるエリアで食事をして、ほんのり酔ってから、ホテルへ……という流れ。ちなみに、彼はそのエリアにまったく詳しくなく、食事のお店を選んだのは私ですが、そういうのは気にしないんです。知っている側から提案すればいいし、そもそも自分の好きなお店に行きたいし。で、外に出たはいいけど、彼はホテルの場所もわからない。行きたいなら行きたいと言えばいいのに、ウロウロと夜の街を歩くだけ……。こうやって当てもなく歩いているうちに、運良くホテルに行き当たるとでも思っているようです。

 ちなみに私はそのエリアでよくホテルを利用してきたので、駅近に3軒が林立していることをよく知っています。「今夜も恥骨触られたら、もうほんっと辞めよう」となぜか戦闘的な気持ちになっていた私は、こっちだよ、と彼を誘導し、ホテルにチェックイン。その途端、彼はため息をつき、

「女の子がこういう所に誘導するって、俺的にナシなんだよね……」

 これが決め手でした。もう無理! 白旗を振るしかないですよ。お店やホテルの場所を知らないし、下調べもしていない……という段取りの悪さは別にいいんです。繰り返しますが、知っている人が仕切ればいい。男性も女性も関係ない。でも、「仕切りたい自分」でいたいなら、下調べぐらいしておけばいいのに、とは思いますけどね。

 ただ……ホテルに誘うのは男でも女でもどっちでもいいじゃん? という思いはやっぱり譲れませんでした。きっと彼はフェラチオしてほしいくせに、私からすると「女の子からするなんて……」といい、私から上に乗ったら乗ったで、私からバイブ遊びを提案したらしたで、同じこと言うに決まってますもん。

 めんどくさーーい!!

 今となっては恥骨くん、むしろ気の毒だと感じています。身勝手チ○コというより、気の毒チ○コ。「そこじゃないよ」という気も失せる超絶テクで、今もどこかで女性をマグロにしているんでしょうか?

 もちろん自分自身にも反省はあります。目が覚めるの、遅かった……。ほかの条件に目がくらんで、セックスの相性に目をつぶろうとしたこの時間は、本当に無駄でした。苦い思い出は教訓に変えるしかありません。いや、こうしてネタに変えるしかありません。……ということで取材やトークショーなどに呼ばれたとき、私はこのネタを使い倒しています。聞いている男性諸氏がアハハと笑い飛ばすだけでなく、「え、もしかして俺も……?」と胸に手を当てて考えてくれれば、恥骨くんも浮かばれようってものです。

このコラムへのレビュー(1件)

コラムに対するご感想をぜひお寄せください。

  • 2014/02/26 投稿者:ミー
      
    おすすめレベル:★★★★★

    是非是非、世の男性にお話して下さい!
    私も恥骨、経験ありです。
    言える人と言えない人居ますよね(^^;;

プロフィール

momoko

■桃子さん

オトナのオモチャ200種以上を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。 ブログ twitter

オススメコラムリスト

掲示板

  • 無料動画、友の会(222)
    >クリアさん 私も何度かやったけど、ダメでした! 「掲示板に投稿する」を押すと、いつかのようにトップページの掲示板に貼り付けられてしまいます…
  • サイト変わった?(1)
    え?風俗紹介サイトになったの?

お支払い方法

クレジットカード
コンビニ支払い
銀行振込
その他の支払方法
ページTOPに戻る