【独り寝のお作法】

45.食べてイク女性がいる!? 演技なのかガチなのかを本気で検証してみました


 ハイカロリーの食品を食べると性的興奮を覚え、オーガズムに達する女性ーー そんなビックリ記事を見つけました。 米国人女性・ガビィ・ジョーンズさんの体重は270kg!  記事によると彼女は、自分が高カロリー料理を食べるながらイク様子を、動画で公開しているのだとか。それはぜひ見たい……と思ったのですが、発見できませんでした。 閲覧にはお金を払わなければいけない(それが彼女の食費となる)ようなので、きっと一般に公開されてはいないのでしょう。

 ガビィさんは、とってもチャーミングです。そして太っている自分に誇りを持っています。 別の記事では「私の身体って、肉感的でセクシーでしょ。 太った身体はアート作品なの。自分自身で最高傑作を作り出しているのよ」と語っています。そして、ヘソ出し……というかお腹全開のセミヌードも披露しています。 エロティックと感じるかどうかは人によって分かれそうですが、キュートで力強いです。

 でも、いくら好きな食べ物でも「食べて、感じて、イク」とは、にわかに信じがたい……。おいしいものを食べて興奮する経験は私にもありますが、それは性的興奮とは明らかに違います。 記事では、医師による検査を受けた結果「めずらしい病気と判明した」とありますが、本当なのかなぁ?? 彼女の魅力とは別に、これには半信半疑です。

 それとも「女性はイッたふりをする」というのが、ほぼ当たり前のこととして定着しているのは、日本だけのことなのかしら?  だから、視聴者の男性は彼女のオーガズムを見て「これは演技」だとは思わないのかしら?

 ここmessyでもたびたび取りざたされている「イッたふり」問題。 雑誌のセックス特集に付き物のアンケートを見ても、日本では演技をする/したことがある女性のほうがマジョリティだとわかります。

 いまでは「イッたふり・感じる演技をしても自分が疲れるだけだし、セックスが面白くなくなるだけ」と考えている私ですが、よくわかっていない時期もありました。 そもそも10代のとき、ロストバージンを前にした私にとっての最大の悩みは、「声って自然に出るものなんだろうか? ちゃんとアンアンあえげるだろうか?」だったのです。

 いや~、毒されていますね~。それまでに友人たちと冷やかしでAVを観たことは何度もあったため、 「セックスのときは声を出してあえぐ、イクときはさらに大騒ぎしてあえぐ」というのが、処女の頭にもしっかり刷り込まれていたのですね。 かくして初Hで意外にもスムーズに声が出たとき、「あっ、いまの私、AVみたくなかった!?」と思ったのは、こうしてふり返ると笑い話のようです。

海外の女性は、演技しない?

 ポルノ映像はどこの国にもあるけれど、海外の女性は、そんなことを考えないのだろうか?  と考えたとき思い出したのが、小説『ここは退屈迎えに来て』です。 地方都市を舞台に、いまの自分に不完全燃焼感を抱いている女性たちを描く短編集ですが、 そのなかの一篇に、米国からの留学生が日本でクラブに遊びにいき、ナンパされ、いざロストバージン!……というものがありました。

 (以下、ネタバレ含みます)その様子が、彼女と唯一親しくなった日本人女子の視点でつづられます。 留学生といっても特別かわいくもなければ、おしゃれでもない。そして彼女は結局、脱・処女できませんでした……その理由が、あえぎ声。 獣がうなっているような、または大地からわき上がってくるような、あえぎ声……。 アンアンと幼稚でかわいらしいあえぎ声を聞き慣れている日本人男子は、すっかり萎えてしまったようです。

 洋物ポルノでも、やはり獣っぽく、野太くあえいでいるのをよく見かけますし、海外の女性も「感じているときは、こんな表現をする(あえぐ)」というのが、 ポルノからの影響を受けて、ある程度、定型化しているのではないかと思うのです。それが身に付いていれば、「イッたふり」もたやすいですよね。 「女性は感じている演技をする」というのは、もはやワールドスタンダードなのかもしれません。だからといってガヴィさんが演技をしているという断定もできませんが……。

 お医者さまによる解説で「性器以外のところでいく可能性もゼロではない。 でも、それはきわめて“特殊”である」というのを読んだことがあります。乳首でイク、キスだけでイク。AVやエロ漫画の世界ではよく見ますよね。でもオーガズムは肉体の反射。 「こよりを鼻に差し込んだら、くしゃみが出る」というのと同じことのようです。 と考えると、「食べてイク」は「こよりを鼻に差し込んだら、おしっこが出る」ぐらいかけ離れているのでは ?

「イッてるように見える」でいい

 かつて、ハプニングバーで「電マの振動音を聞いてイク女性」に遭遇しました。 耳の近くで電マのスイッチを入れると、「は~ん♡」と腰をぐねぐねさせ、盛大にあえぎ、やがて「イク、イクーー!!」と絶叫して伸びてしまいました。 私はコントとして楽しみましたが、居合わせた男性たちの目は興奮で光っていました。

 え、こんなにウソ臭いのに? まさか信じているわけじゃないよね??  とびっくりすると同時に、男性にとって「本当にイッている、イッていない」はわりとどうでもいいことなのかもしれない、と気づきました。 彼らにとっては「女性がイッてるように見える」というだけで、十分エンタテインメント。 歌舞伎の様式美みたいなもので、それがガチか演技かはそれほど大きな問題ではないのでしょう。 もっともポルノを見るうえではそれも構わないけど、セックスでもそんな調子だったら頭をはたきたくなりますね!

 ガビィさんの「食べてイク」も、きっとそういうことなんだろうな。ガチでも演技でも、どっちでもいい。 「イッているように見え」れば、俺らは楽しめる。……結果、彼女のもとには、「君を食べさせ、太らせ、そんでセックスしたい!」という声がたくさん届くようです。

 その一方で、昨今では女性にとってエンタメ化された〈男性の性〉もあることはみなさんよくご存知のとおり。 でも、たとえばガビィさんの逆って、成り立ちにくいですよね。男性が食べて興奮して射精する……それこそコントです。これを見て性的に興奮する女性は、とても少数なのではないでしょうか。 そう考えると、女性にとっての〈性のエンタメ〉と男性にとっての〈性のエンタメ〉って、まったく別モノのように見えます。 どちらもこれほど細分化している時代にあっては、二極化して語ることもむずかしいですが、これについてまた改めて考えたいと思います。

このコラムへのレビュー

コラムに対するご感想をぜひお寄せください。

プロフィール

momoko

■桃子さん

オトナのオモチャ200種以上を所有し、それらを試しては、使用感をブログにつづるとともに、グッズを使ったラブコミュニケーションの楽しさを発信中。著書『今夜、コレを試します(OL桃子のオモチャ日記)』ブックマン社。 ブログ twitter

オススメコラムリスト

掲示板

  • 21日イケメン祭り(4)
    >皆様 検討した結果、イベントでは、イベントだけでしかできないお話をいろいろしていただきたいと考えておりますので、 動画自体は販売しないことにいたしました。 申し訳ありません。 イベントの様子は一部、動画でご報告させていただくかと存じますので、 そちらをお楽しみいただけますと幸いです。 よろしくお願いいたします。
  • 大阪で性感マッサージある?(1)
    オススメ有ります。 神戸に本店があるHEROESってお店です。 大阪にも出張してくれるし、一度ホームページ見て下さい。 マナーも技術も最高です✨

お支払い方法

クレジットカード
コンビニ支払い
銀行振込
その他の支払方法
ページTOPに戻る