【ノベルver.】オリジナルlove 一徹×アキノリコラボ作品「Re:逢いたい」

前編 大好きなのに、つれない彼




いつも一緒にいるのが当たり前だった。このまま、何事もなく穏やかな時間を過ごしていけると思ってたーーー

仕事から帰ってきた彼は、どこか上の空だった。
いつもよりなにか考え事をしているような感じ。
「ただいま。」
深いため息をつきながら、彼はスーツの上着を脱いでソファに腰を下ろした。

「おかえり!お疲れさま。」
浮かない顔をしてる彼を元気付けようと、一生懸命笑顔を作って声をかけてみる。
「仕事、忙しい?」
「ん?まぁ…ね」
「じゃあ…土日とかも仕事?」
「あぁ…」
「来月の連休は?」
「仕事、たまっててさ。厳しいな。」
「…でも、一日くらい、休めない?」
「なんで?」
実は、彼に内緒で旅行を計画していた。
行き先は、北海道。毎日仕事に追われている彼を見ていて、温泉でも入ってリフレッシュしたらどうかなって。それなのに…
「来月?!無理だよ…なんで早く言ってくれないの。」
仕事があるとか忙しいとかで、彼は喜ぶどころか戸惑っていた。

不安な予感を消し去りたくて、わたしはいつものように彼を求めた。

耳を一生懸命舐めあげる。
「汗臭いよ…」
止めようとする彼のネクタイをほどいていく。シャツのボタンを外して、甘えてみるけれど、なんだかいつもより味気ないキス。
やっぱり、なにか隠してる…。

「浮気してるの?」
「してないよ!!!」
慌てて答えた彼は、取り繕うように、激しいキス。
段々と激しさを増して、わたしはソファに押し倒された。

時折見せる優しい笑顔に胸が高まっていく。
「なんか久しぶりだね、こういうの…」
「そうだっけ?」
優しく襲ってくれる彼。手を繋いで、キスをして…わたしを真っ直ぐ見つめてくれるあの目が、大好き。
「ごめんね仕事、忙しくて。」
「ううん。」
さっきまでの不安が、彼の愛撫で消し去られていく…。
「きて…。」
「うん。」
彼にまたがり、首筋にキスをする。彼が気持ち良さそうに吐息をもらす。シャツを脱いで、わたしの服を優しく脱がせてくれる…。胸を触られ、乳首を舐められ、彼を感じて見つめる。
「わたしもする…」
彼の体に舌を這わせて、段々と舌に近付いていく。彼の吐息が漏れて、きっと感じてくれているよね?

「おっきくなってる…。」
彼のアソコを丁寧に舐める。上に、下に。手も使って優しく、激しく。
「気持ちいい…」
またわたしの体に覆いかぶさり、キスをしてくる彼。でも途中で動くのを止めた。
「さっきの温泉のことなんだけど。考えさせてくれる?」

やっぱり彼はエッチに集中できていないようだった。
「また仕事で疲れちゃってた?」
「…うん。」
「温泉、わたしは楽しみだなぁ。」
「……うん。」
彼はその夜、“うん”しか答えてくれなかった。



昨日はあまり眠れなかった…けれど部屋の掃除はしっかりやらなきゃ。
彼の様子がおかしかったのが気になる。うわのそらで、エッチをしてくれなかった。
電話が鳴った。
「もしもし…。」
引越し業者からだった。わたし、なにも聞いてない。
彼は、引っ越しするつもりなの?わたし、捨てられるの?


彼が帰ってきた。昨日と同じでなにも言ってきてはくれない。ふさぎ込んでいるだけ。
何を隠しているの?
私とのことを、どうしたいの?
もう、黙ってはいられない。
「今日、引っ越し会社から電話あったんだけど。引っ越しするの?そんなことわたし聞いてないよ。なんで言ってくれないの?」
「…なんでそんなこと、言わなきゃいけないの。」
「どうしてって。私達付き合ってるんだよ!なんでこんな大事なこと言わないの。なんで相談してくれなかったの?」

「大事なことって、俺の仕事のことだから関係ないだろ。別にいいじゃん。結婚するわけでもないんだし」

「…もう、いい!!!」
思いきり彼の頬をぶった。あんな言いかたヒド過ぎる。
好きだったのに…大好きだったのに。

<中編へ続く>


このコラムへのレビュー(1件)

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  • 2015/08/26 投稿者:ひまわり
      
    おすすめレベル:★★☆☆☆

    とってもいい所で誤字。
    舌→下?

プロフィール

一徹xアキノリ

■オリジナルlove 一徹×アキノリ

大好評のオムニバス作品、「オリジナルlove 一徹×アキノリ」の一作、「Re:逢いたい」のノベルver.を公開。せつない遠恋物語をお楽しみ下さい。
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