Lollipop-Rumikoのビッチなう。

27. 必死の駆け引きも無念…「今日はここまで」とセックスを拒んだ彼の深いワケ・前編


 どんなに相手のことが好きでも、その相手に振り向いてもらえず、最終的に失恋という望まない結果になってしまった。そんなほろ苦い思い出、皆さんにもあるのではないでしょうか。

 私も、過去には失恋したりフラれた経験があります。自分がフラれることがわかった瞬間に訪れる、谷底に突き落とされるような絶望的な気分……。あれって、本当にツライですよね。この世が終わってしまうような気さえしてきます。人の感情というのはどうにもできないものだし、自分の気持ちが受け入れてもらえなくても仕方ない場合もあるのですが、あの悲しみはできれば味わいたくないものです。

 しかし、自分が受け入れてもらえない理由が「友達にしか思えない」「彼女がいるから」といった、ある程度予想がつくようなものではなく、思いもよらない斜め上の事情だったらどうでしょうか。ショックというより、驚きのあまりその事実を受け入れるしかなくなるかもしれません。今回は、そんなふうに私がちょっと変わった失恋をしたというお話です。

 私はある日、女友達と遊びに行ったイベントである男性を紹介してもらいました。女友達の知り合いのケンイチさん(仮名・37歳)は、物腰が柔らかく落ち着いた大人の雰囲気を醸し出しており、初対面から私のビッチマインドをグイグイ刺激してきました。

 ケンイチさんは、斉藤和義をもう少しマイルドにした感じのルックスで、ものすごく穏やかな話し方をするのが印象的でした。私は基本的に年の近い男性が好みで(年上でも年下でも3歳差くらいが理想です)、普段はケンイチさんのような10歳ほど年の離れた男性を性的な目で見ることはほとんどないのですが、彼の癒し系な話し方とちょうどいい具合のサブカル臭にメロメロになってしまいました。つまり、ケンイチさんとヤリたいと思ったということです。

 話していくうちに、ケンイチさんと私には共通の知人が何人かいることがわかり、会話は盛り上がる一方。しかも彼は私の好きなブラック・ミュージックの知識がハンパないことも判明し、私のケンイチさんに対する好感度はどんどん上がっていきました。

 「共通点も多いし、これって運命なのかも……」柄にもなくそんな乙女チックな想いに浸っていた私ですが、この時点でケンイチさんと絶対にセックスすることを決意しました。全ての偶然は必然。早速アプローチ開始です。

いざ、出陣!!

 連絡先を交換した私たちは、出会ってすぐの週末に早速デートをすることに。2人とも音楽好きということでクラブに行くことになりました。クラブの暗い照明や大音量のミュージックにより、不自然さを感じさせずに至近距離で話ができる最高のシチュエーションが出来上がり、お酒を飲みながら楽しく会話をする私たち。ケンイチさんの気持ちを探るジャブとして、肩にもたれかかったりしてみましたが、嫌がる様子もなく受け入れてくれるので、私は内心「これは今日中にいけるかもしれへんな」と初デートからのセックスに期待を寄せていました。

 その期待を確信に変えるため、この段階でキスをしておこうと思ったのですが、なかなかそのタイミングがつかめません。少しヤキモキしながらも時間は経過していくばかりで、私がどうやってセックスする方向に持っていこうかと悩んでいるとケンイチさんが「もうすぐ朝になるし、ロリルミちゃんの家まで送るよ」と言ってきました。

 えっ、私の家!? ラブホじゃないのか……。私は個人的にその相手とのファースト・セックスはホテルでしたい派なのですが、ここは臨機応変に自宅に連れ込んでのセックスで妥協することにしました。どうしてもセックスしておきたい時に、背に腹はかえられませんからね。

 しかしその時、私の脳裏には「もしかしてケンイチさんはものすごくジェントルマンで初デートからのセックスはしない人なのかもしれない or そもそも私を性的な目で見ていないのかもしれない」という不安がよぎっていました。よく考えてみると、こちらから仕掛けたものは受け入れてくれるけど、ケンイチさんから何かアクションを起こしてくれることはないという微妙な状況でした。そして彼とタクシーに乗り込み、そんな不安を少しでも紛らわせたくて車内で彼の手を握ってみると、ケンイチさんは私の手を優しく握り返してくれました。こういった「ヤレるかヤレないかの探り合い」ってドキドキして楽しいですよね。

 そうこうするうちに私の自宅に着き、ケンイチさんは「部屋まで送るよ」と言って私と一緒にマンションのエレベーターに乗り込みました。そんな彼の姿を見て、「ってことはこりゃヤレるやろ! ヒャッホー!」と有頂天になった私。しかし、部屋のドアを開けた私がケンイチさんに中に入ることを促すと、彼は「今日はここまでね」と言いながら私を抱きしめてきたのです。

 は? 今日はここまで? あなた、今なんて……? 急に抱きしめられて驚きながらも、私は彼の言葉にたいそう落胆しました。ここで力技で彼を自宅に放り込むということもできなかったわけではありませんが、ケンイチさんの意思を汲み取りそれは断念しました。「今日はここまで」と言いつつ、結局30分ほど私を抱きしめて「ホントはもっと一緒にいたいけど」「今度会う時までとっておきたい」と甘い言葉をささやき続けてくれた彼。そんな姿を見て、多少ドキドキしつつも「だったらなんでヤラないんだろー、私が逆の立場だったら速攻部屋に上がり込んでヤルのになー」と素朴な疑問が浮かびました。もしかしたらお酒飲んだら不能になるタイプなのかもしれないし、またの機会でもいっか。こんなふうに簡単に考えていた私ですが、ケンイチさんが私にそんな態度をとったのは深いワケがあったのです……。

(後編へ続く)

このコラムへのレビュー(1件)

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  • 2014/09/10 投稿者:匿名
      
    おすすめレベル:★★★★☆

    続きが気になります。

プロフィール

ロリポップ-ルミコ

■Lollipop-Rumiko(ロリポップ-ルミコ)/通称ロリルミ。

中学1年で済ませた初体験を皮切りにビッチ街道を突っ走ってきたが、ここ数年それに疑問を感じ始めている26歳。しかしまだ完全にビッチを卒業することはできず。好きな男性のタイプは、ちょっとSなクンニスト。最近の悩みは、夕方になるにつれてクッキリしてくるほうれい線と、過度の飲酒と白米の食べ過ぎによってできた腰回りのぜい肉。
URL:messy

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