【短期集中連載:セックスレス】

1. 言葉と行動に一貫性のない人は要注意!? セックスレスはこうして生まれる!

 はじめまして、荻原かおるです。  1997年に女性向けラブグッズショップ「ラブリーポップ」を立ち上げ、女性のセックスカウンセリングを行っております。愛し合うカップルが「セックスレス」になることに興味をもち、計600人へのアンケート、セックスレスにおけるさまざまな立場に立つ10人を取材し、セックスレス解決本『いつまでもメイクラブする方法』(扶桑社)を出版いたしました。リアルなアンケートや取材から見えたセックスレスの心理をお伝えしていきます。

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 私も出演させていただいた、NHKの朝イチでもセックスレス特集を放映したり、あるお昼の番組もセックスレス問題を取り上げるようで、コメンテーターとして番組に出演して欲しいとの依頼があったりと、セックスレスが社会問題として、テレビや新聞にもようやく取り上げられるようになってきました。

 日本性科学会によれば病気など特別な事情がなく1カ月以上、性交渉がないカップルはセックスレスと定義されているようです。セックスレスにはいろいろな感情が複雑に入り交じっています。感情だけでなく、生物学的にも性欲のわく相手とわかない相手などという事情もありますが。ここではセックスレスに関係する人の心理的なプロセスと男女のプロセスを紹介しますね。

 人間の心(意識)は顕在意・潜在意識・無意識など、たくさんの種類に分類されていると言います。その中で人が気付いている意識は、4%から10%と言われています。残りの90%の意識に私たちは気付いていないんですよね。特に仕事をしたり、忙しく動いている現代の女性には、静かにゆっくり自分を内観する時間を確保するのは難しく、4%くらいしか意識できていないかもしれませんね。

“顕在意識”と“潜在意識”の違い

 私の友人で「結婚したい」と言って、すでに5年ほど経っている友人がいます。そんな彼女の行動はというと、休日は家で過ごし、コンサートなどへ出かける時はお友達か妹と一緒に行きます。結婚したいと言いながら、婚活パーティーにも参加しませんし、婚活サイトの登録などもしていません。

 これが顕在意識と潜在意識との違いです。顕在意識では結婚したいと思っていても、潜在意識で、私には結婚する価値がないとか、私なんかに結婚相手が見つかるわけないとか、そもそも結婚すると自由がなくなっちゃうのは嫌だ……などといったネガティブな感情が存在すると、言葉と行動に一貫性がなくなるのです。ただし、彼女は自分の潜在意識に気付いていないので、「私は結婚したい」と言っているわけですが。

1番避けたい感情”依存心”と”ニーズ”

 男女関係において、私たちが最も怖れているのは、依存心とニーズが溢れ出てくることだと思います。

 依存とは、自分の感情が、パートナーによって激しく揺れ動き、振り回され、相手に自分の人生を全てゆだねてしまっているような状態のことを指します。相手の連絡を待ち、母親や父親のように、自分にとにかくかまって欲しいというような気持ちです。

 ニーズとは、緊急性の高い要求のことです。今すぐに電話して欲しい、毎日会いにきて欲しい、セックスして欲しい、理解して欲しい、特別に扱って欲しい……など人によってニーズの差もありますが、ニーズの種類もさまざまです。

 精神的に自立しているような人でも、今までの人生で甘えてこなかった人が、心を開いた途端ニーズがいっぱい出てきて、ニーズが満たされないと怒り出すなど、赤ちゃん返りのようになることも多々あります。

 例えば上記の「結婚したい」と言いながら、行動が一貫していない女性は自分の依存心とニーズがコントロール出来なくなるのが面倒くさくて、パートナー探しをしないという可能性もあります。ただし自分の潜在意識には気付いてないので、自分が感情をコントロール出来なくなる怖れを持っていることにすら気付いていません。

カップルの大きな誤解を生む”未完了の感情”

 次に未完了の感情の説明をします。私たちはお母さんのお腹の中にいる時の意識から、今までの意識を潜在意識や無意識の領域で全て覚えています。

 未完了の感情とは、過去に心が傷付いた経験があり、(例:親が離婚した、いきなり父と離ればなれになった、両親が妹だけを可愛がった等)その感情をスッキリさせることなく抑圧していると、再び過去の感情が似たような感情として出てきます。

 ただし、カップルの間で未完了の感情が出てきた時は、過去の感情が出てきているとは気付かず、全て相手のせいにし、自分がここまで傷付くのは、相手が理解せず、思いやってくれないからだなどと思ってしまいます。

 それがカップルの大きな誤解を生むのです。未完了の感情が癒されていれば、依存心やニーズはあまり出てきません。だから今、涙活などという言葉が出てきているのでしょう。

切り離し・投影・自立

 次に切り離しです。これは先ほどお伝えした未完了の感情などの、ネガティブな感情を感じることが怖くて、感情から距離を置き、切り離すことです。人と距離を置く場合も、切り離しの感情が働いている場合があります。

 次に投影です。自分の嫌いな部分を他者に見い出し、その人に対してイライラしたり、嫌ったりします。(例:誰かに依存していた頃の自分が嫌いで、そんな自分が許せなかったりすると、依存している女性を見ると無性にイライラする等)この投影はカップルの間でもよく起こりがちです。

 次に自立です。実は、心理的に自立は良い心の状態とは言えません。

 心理的な人間関係の理想は相互扶助なので、自立していると相互に助け合ったり、依存している人のニーズに優しくできなくなります。自立している人は、依存心が生まれている時に思いきり傷付いて、その傷付いた心を抑圧し、もうあんな風には傷付きたくないと自立していくことが多いのです。ですから、一見自立してバリバリ仕事している男性が、恋愛関係になると束縛したり、自分にかまって欲しいなどと豹変する場合は、過去に抑圧した依存心が自立の下に隠れていて、恋愛関係で心を開き、依存心が出てくることも多いのです。自立している状態ではネガティブな感情を押し殺しているので、溢れてくる感情を抑えるのにパワーを使ってしまい、人といると疲れてしまいます。それが溜まりすぎると“燃えつき”になります。

 人と人との間に絆ができている良好な関係とは男女の関係だけでなく、仕事場においても、「相互扶助=パートナーシップ」なのですが、上記の感情が邪魔をしてなかなかそこにたどり着けません。特に男女関係では未完了な感情が出やすいので、パートナーシップの段階までたどり着くのは難しいのですが、セックスにおいても不可欠な要素ですよね。次回は事例を紹介しながらセックスレスの原因と解決策を探っていきたいと思います。


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